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November 6, 2005

同級生フディくん

 今日帰り道。雨が降っていた。少し濡れた。

 今日家に帰り着いた。ポストを開けた。自分に手紙が来てた。

 高校の同級生。フディくん。フディ君に「フディくん」と呼びかけた事はない。「藤井くん」といつも呼びかけていた。高校のクラスメイトフディくん。唯一高校の時の男の同級生だ。

 高校は普通科には行かなかった。美術の勉強できる学科に行ってた。1学年1クラス。クラス替えは無かった。そんなクラスは自分とフディ君のふたり以外は全て女の子だった。スゲー仲良くなってもいいと思うけど、なんだかフディくんとは微妙な関係だった。それが少し自分のなかで申し訳なく思っている事。

 自分は結構どんな環境でもとけ込めてしまう。女の子ともわりと仲良く接する事が出来る。初めはフディ君とも一緒に仲良くなれるように頑張ってたけど、だんだんヒトリだけ楽しむ様になって気にかけてあげる事が出来なくなってきた。あんまりクラスに来なかったし。フディくんの高校時代イロイロあったらしい。そんな事もなんも気づいてあげれんかった。もっとなんかしてあげないといけなかったのかもしれないけど、いつも特別扱いのフディ君のズルサにちょっと嫌いな時期もあって、なんか意地悪い事もしてたなって反省する。

 高校時代の本当の真実を僕は分からない。あの頃から本当にぼんやりしてた。周りの裏側にあることなんて何にも気づかなかった。自分も必死だったな。女の中でヒトリ男の合唱コンクール。女の中で男ヒトリだけの男女混合リレー出場。強制的にならざるおえない体育委員。いやなことも沢山だったし。

 そんなフディくんが結婚するとの事。知らせをくれた事が少しうれしかった。何かが違ったらもっと仲良くする事ができたかもしれないな。今なら何か変わっているかもなって。よくわかりませんけど。

 なにが言いたいか分からなくなってしまいました。結論は、本当にお幸せに。ということ。何かお祝いでも送ろうとおっとります。

投稿者 シゲハルオ : November 6, 2005 1:34 AM

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